今晩は。新居昭乃です。 今日は母の日だったので何かいいことがあった人もいるかと思いますが いかがお過ごしでしょうか。 ゴールデンウィークに海外出かけた方もいると思いますけども。 実は私もゴールデンウィークの前にモロッコに行ってきました。 今日はモロッコのことをたっぷり話したいと思います。 えっと、初めてお葉書くれたコートのポケットちゃん。えーと、 「6月にお友達が結婚するんだけども、自分は18歳で初めての経験。 式にもいけないし、何をプレゼントしたらいいかなと思います」 というお葉書が来て。 実は私もそのモロッコに行ったのは、友達の結婚式だったんですよ。 式をあげたわけじゃないんだけど。 一応彼女はウェディングドレスを着て、 みんなで神聖な時間を持ったって感じなんですが。 そのために日本から18人くらいモロッコに大移動して。 モロッコにとっては多分、日本人がこんなに くるのは結構珍しい感じじゃないかと思うんですが。 そうやって行って来たんですよね。 夜着いて、昼、朝起きて、まずスグに行ってみようって言って。 スーグっていうのは市場、旧市街の、王様がいたころの旧市街の中にある、 もう迷路のような市場なんですけど。まずそこに行ったときに。 広場があって、その奥に迷路のスーグがあるんですが。 とにかくすごいんですよ、人が。もう寄ってきて。 「あー何欲しい何欲しい」 「これか、これが欲しいのか」 「これ、こっちが安い、これがいいぞ」 つって。 いらないいらない というと 「じゃこれか」 という。 でも、自分が思う10倍くらいの値段をふっかけてきて。 で、こっちが十分の一で、 「100!」 っていわれたら、じゃ 「10!」 って言って。 そっからお買物が始まるって感じで。 ひとつ買うのにものすごい時間がかかるんですけど。 そういうほんとに混沌と喧噪と雑踏とっていうか。 それでもう、何かほんとにカルチャーショックで 愕然としながらその日は過ごして。で、次の日式があって。 急に思いついて私。 式が終わった後に、二人を馬車で乗せてみんなで見送ったらどうかしら なんて言ったら。みんなが『それはいいアイデアだ!』とか言って。 で、そっから夜中から計画立て始めて。 朝一で、じゃあなたはお花屋さんにお花を買いに行く班、 あなたは馬車を手配する班、ってわかれて。 結婚式の準備をそっから始めて二人に内緒で。 旦那さんを外に連れ出す係とか、そういう感じでもう走り廻って。 手作りの結婚式みたいな感じで。 結局二人は馬車見た瞬間からずっと号泣で。 帰ってくるまでもう涙とまんないような感じで、ほんとにみんなも感動して。 いい結婚式ができたんですけど。 それはもうみんなある程度大人で、経済力もあって。 こう、経験もあって、何をしたらいいって わかるような人達ばっかり集まってたから、 出来たことではあるとも思うんだけど。 そのときその場で出来る自分達で精一杯の事をやったかなっという気がして。 ま、ほんとにそういう意味でもいい旅だったんですけど。 なので、プレゼントっていうのは、何かな。 やっぱり自分に出来る最高のことをすることしかないかなって今思います。 コートのポケットちゃんも、あんまり悩まないで。 気持ち、気持ちでプレゼントを考えてあげてください。 でですね、モロッコの砂漠、ちょっとした砂漠。 もうほんとに遠くには行けなかったんだけど。 車で一時間くらい行ったところに。先住民族の住んでいる村があって。 そこへ行く途中がずっとほんとに砂漠の景色だったんですけど。 そのときに、『あ、私のあの曲、何かここに来るために創ったのかな』 っていう気がしたので。 今日はそれを聴いて下さい。 私のベストアルバム、『空の森』の中から、『風と鳥と空』 曲1: 風と鳥と空 ベストアルバム『空の森』の中から、『風と鳥と空』新居昭乃でした。 えーと、あーすりっとちゃん。 「お花の精霊達の漫画があって。 花の気って書いて『かき』っていう言葉があります。 人間に気、つまりオーラみたいなものがあるように。 花にも気があってそれの豊かさ、少なさで花が元気があったり なかったりという考え方です。 花の香りはまさに花の放つ気のひとつだと思います。 それを感じて生きていくことが私にはとても自然なことだと 思えるのです」 というお葉書なんですが。 あの、1週間くらい行ってきて。日本に帰ってきて。 すごく青葉がまた豊かになってて。なんか、嬉しかったんですけど。 ほんとにモロッコって、気があふれてるって感じです。 もう、なんかほんとに人間って自然に普通に生きてたらこうなんだろうな って感じで。なんかね、ほんとにそういう世俗的って言うんでしょうか、 俗っぽいところと、あと、建物はみんな、赤茶の土の色。 それはほんとにベルベルの、先住民族の村に行ったときに 山が全部その色だったから。 『あー、この色なんだ』 と思ったんですけど。 そういう自然のもの、自然のまますごく美しく建築してあって。 装飾とか日本でも見ることが出来ると思うんですけど。 ほんとに素晴らしいんですよね。 そういう、なんか美しいものと俗っぽいものと入り混じってて。 ほんとに気があふれてて。 なんか、そういう、『うるさい』、 『やめて〜、うるさい、ほっといて』 っていうところなのに何故かすごく哀愁を感じるっていうか。 ほんとに不思議なところで。 女の子何人かいたんですけど。 女の子は全員もうモロッコのとりこで。 モロッコ離れてロンドン、ロンドン経由で帰るんですけど。 ロンドンに帰ってきても『なんか感動ないよね〜』みたいになってて。 ロンドンには悪いけど。 モロッコの魅力にはもうね、ちょっとかなわないって感じで。 今年中に行けたらまた行きた〜い、みたいな。 あと、そう、2週間くらいは最低でも行きたいと思うんですけど。 ま、そんな、モロッコのおみやげをね、ちょっと買ってきて。 ほんとに少なくてまたまたあの、申し訳ないんだけど。 そのベルベル人が作ったというですね、 首飾りを2名様にプレゼントしたいと思います。 ビーズで出来てて。1個はちょっと色が入ってて、1個は白黒で。 その、ペンダントヘッドと言えるのでしょうか、これは。 フェルトの地に貝が縫いつけてあるって感じで。 二つあわさってる貝。白い、ちょっと不思議な見たことないような、 無茶苦茶民族っぽい首飾りをプレゼントします。 興味あったら、ちょっと葉書出してみてください。 もしモロッコのこと知っている人がいたら、なんか教えて下さい。 情報が少ないので。 他のとこも。私が行ったのは、そうそう、言うの忘れてたけど(笑) マラケシュです。 じゃ、えっと、そんなこんなでいっぱいまたお葉書頂きたいと思いますが。 プレゼント含め、宛先は郵便番号336-8579 Nack5 Virtual Adventure East Viridian Houseの係までです。 プレゼント欲しい人は 『モロッコに行こうっと』の係までです。難しいな(笑) 『モロッコに行こう〜っと』みたいな。 『モロッコ』って書いてください。 たくさんのご応募おまちしてます。 じゃ、この後は坂本真綾さんの登場です。 まだまだ聴いてて下さい。 新居昭乃のViridian House、今夜はここまで。 ではまた来週。お元気で。