今晩は。新居昭乃です。 ゴールデンウィーク真最中で堕落していく〜という人も いるかもしれませんが如何おすごしですか? えっとペンネームゴブリンちゃん。 「はじめまして、昭乃さん。 ある夜のことです。受験を終えた僕は、なんだかディズニーランドで パレードが行ってしまった後のような独特の寂しさを感じていました。 そのときに何気なくつけたラジオから流れてきたのが Viridian Houseだったのです。 一度で好きになりました。 これからもずっと聴かせてもらおうと思います。 よろしくお願いします」 こちらこそ、よろしくお願いします。 なんか、新しくね、このラジオが入るところに来た、やってきた人とかも いると思いますが。こんな私ですが、お付き合いください。 えと、以前にですね、詩や歌や小説とか、たくさんね、書いてるけど 人になかなか発表できる機会がないとか、 ちょっと怖くて見せられないっていう人がわりと多くViridian Houseに 手紙とか、作品ちょっと送ってきてくれてたりとかして。 なんか、割りとそういう人多いんだなと思って。 是非この場で発表して下さいというような募集をしたのですが。 さっそくたくさん届いてきました。 今日はそんな魂の叫びたちを。 といっても別に全員が叫んでいるわけじゃないんですけど。 紹介したいと思います。 えーと。座間市のこうらい君。永遠の時という詩を送ってくれました。 「永遠の時 霧たゆたう低地 裂け目からは過去からの遺産が覗く 豊かな水が脈打つ地下庭園 結晶の柱、宇宙と地球たちの贈り物 文明の旅立ちから終着まで 心もなく気付かれもせず なすべきことを積み重ねて 誰かは関係なくいつかも気にせず そのときそのときの財産 消化させていく どんなときでもどんなものでも 結晶には想いがうつっている 永遠に消えることのない ただ純粋なだけの命のみなもと その中に有り続ける 姿は滅んでも消えることなくいつまでも」 ペンネームこうらい君の永遠の時という詩でしたが。 いかがでしたでしょう? 聴いて、感じた人はまた送ってきてくれるとうれしいなと思うんですけど。 もひとつ詩。この方はね、詩として送ってきてくれたんじゃないかも しれないんですが。シュガーハート君 「彼は雨にうたれていた 彼は空に両腕を伸ばしていた 彼は動かない、全く動かない 彼は雨にうたれていた 彼は死んでいた 彼は何を掴もうとしていたのか 彼は何かを掴みたかったのか 今はもうそれを知るすべはない 彼はカエル 雨の日の田舎道にて それじゃまた」 というだけの葉書だったんですが。 なにか、感性の叫びを感じました。 あとですね、アンディーウォーホールっていうアーティストがいますが。 彼が誰でも3分間ヒーローになれるっていうことを言ってましたが。 というわけで、曲とか、音源の場合ですね、 Viridian Houseでは、誰でも10秒間だけヒーローになれるということにして。 ほんのちょっとだけ紹介していこうと思います。 初めてViridian Houseでオンエアする作品なんですが。 岩本すみす君のね、物事をかえるいしという曲をまず、 じゃちょっと聴いてください。 曲1: 物事をかえるいし これだけだとみんなはちょっとわからないかもしれないんですけれど。 4曲いれてきてくれて。 えーと、私個人的な感想としてはですね、なんか詩がすごく面白いし。 声がいいと思いました。 番組ディレクターからのアドバイスとしてはですね、 デモテープというか、番組オンエアするにはもうちょっとボーカル大きい 方がいいというリクエストがありました。 あと、ビクターの私のディレクターの井上ゆかこちゃんからは、 もうちょっと力を抜いて、やりたいことを全部つめこまないで。 そしたらもっとポイントが見えてくる曲が出来るのではというアドバイスで。 プロの耳からの。 プロのアドバイスでした。 そう、なんかね、今の曲も物事をかえるいしっていうタイトルで、 朝焼けはがらんどう あからさまな映像 このまちはとめないだろう 失われた同邦 妥協よりも適用 このまちはよばないだろう という。ちょっと、難しいけど独特な言葉が出てくるし、 なかなか楽しみだと思いますのでこれからもがんばってください。 でですね、力の抜け具合という点ではこれはすごいいいお手本になるのでは と思いまして持ってきたんですけど。ベックの新しいアルバムの ミューテーションの中から今日聴いてもらおうと思うんですが。 ベック、日本でツアーしてましたよね。 見にいったんですけど。すっごくチャーミングで踊りがすっごいうまくて。 竹中直人さんがすごくかっこよくなったような。 ずっと笑っていたドリフターズのステージよりも面白かった気がするんですが。 そんなかっこいいベックのミューテーションズの中から。 私はなんか、すごくいい曲だな、こんな曲もかけるんだこの人と 感動した、Nobdoy's Fault But My Own聴いてください。 曲2: Nobody's Fault But My Own ベックの最新のアルバム、Mutationsの中から 『Nobody's Fault But My Own』聴いてもらいました。 えと、レはブラッドベリのレさんからも。詩が送ってきて 詩を送ってきていただいたいんですけど。 去年、ちょっとした短めの小説を送ってきてくれてて。 あの私、番組の打合せの間にちょっと読み切れなくて うちに持って帰ってたんですが。 そのままあの、眠らせてしまっていてすごく申し訳なかったんですが。 あの、衣更えの季節になってうちを片付けてるときに。 あっと思って読んでみたんですが。 すごく面白かったんですね。 で、あの、また、詩がちょうど届いて。私にとってはかなりタイムリーな感じ なんですけれど。これを読ませてもらいます。 「遅咲きの桜の下 お揃いの双子、お揃いの花びら、風がさらい、幼い手が掴む 朝顔の朝に飛び立つあぶら蝉 あくことのない、あおにさいの追跡こう 押さえのきいた演奏、涼虫、遅くまでごくろうさま おしならべて君達はおすまし声で お空のお月様もそこらへんがおきにいり 押入からやってきたおこたの王国 おしくらまんじゅう、幼い足 惜しみなく振る舞われるといいね、お年玉」 なんとも言えないあたたかいものを感じます。 かなり私は、れい、レはブラッドベリのレさんの書いたものは好きと 言えましょう。 というわけでですね。作品もたくさん今日は紹介したわけですけれども。 作品以外でも普通のお便りも募集していますので送ってきてください。 宛先は郵便番号336-8579 Nack5 Virtual Adventure East Viridian Houseの係までです。 さて、この後は坂本真綾さんの登場です。 まだまだ聴いてて下さい。 新居昭乃のViridian House、今夜はここまで。 では又来週。お元気で。