こんばんは。新居昭乃です。 Viridian Houseにようこそお越しくださいました。 今日も早速、葉書読みます。 『太郎と花子』さん17歳。 えとね、 「昭乃さん初めて葉書を出します。 私は今昭乃さんのような女性に今、恋をしています。 彼女はすごくかわいくて、不思議な感覚を持たせる人です」 とかいうのでちょっと読んでみたんですけど。 ふふふ(笑)。ありがとう。 「そこで、昭乃さんに質問です。 昭乃さんはどのような恋に憧れ、告白されるならどんな場所がいいですか」 なんていう質問なんですけど、 えと……ちいちゃいときは椿姫っていう本を読んで、 小学校の時ですけど。 なんかすごい情熱的な女の人が出てきて、 それにすごく憧れた時期もありました。 あとはね、お母さんと弟と、3人で小さな恋のメロディという映画を見に行って、 もう〜憧れました。 すごくね、素敵な、あのだから、もう二度と見ないようにしてるんですよ、 あの映画は。 多分ね、ちっちゃいとき見て、ほんとに素敵、と思った映画とか、 見ないほうがいいんですよ。(笑) もう見ないようにしてて。 うんとね、そういう恋に憧れてました。確かに。 告白されるならどんな場所がいいですか…なんていうんですけど、 ちょっと、どんな場所がいいのかしら、どんな場所でしょう? えっとね、あたしはやっぱり、自分の好きな風景の中で、 告白されたらきっとときめいちゃうと思いますね。 例えば、あたしの好きな風景っていうのは、 枯木で霧がかかってるとか(笑) ちょっと寂しい、 ニューヨークの夜景とか、あんなんじゃないんですよ。 スカイラウンジで夜景を見ながら食事してとか そんなんぜ〜んぜん駄目で、 すごくね、名もないような丘の上とか、 うん、霧がかかってるとだいたい好きなんですけど、 そうですね、なんか、うちのちかく…っていうか、 原宿の表参道とか霧がかかっちゃうとすごく、異空間になって 夜明けごろ歩いたりすると誰もいなくて、 すごくいい感じになったりするんですけど、 そういうのがいいなぁっ…なんて。(笑) はい。…でした。 あとは、えとね、 埼玉県の、『たかこ』さん。『まつもとたかこ』さんかしら。 この方はね、 「昭乃さんの唄を聴いていると 月や木や夜を思い出すんです。」 もう大正解ですって感じ、ほんと。 なんかね。 「話は変わりますが。 昭乃さんは夢を見ますか。夜の方ですよ。 あたしはこの頃あんまり覚えてないんです。 昭乃さんはどんな夢を見るんでしょうかねぇ?」 なんて、書いてあるんですけど。 あたしね、今まで見た夢ん中で、 一番シュールだった夢っていうのがなんか鮮明にありまして、 あの、たらい、(笑) テーブルの上に大きなたらいが乗ってて、 それをランプで照らしてるんですけど、あたしが。 その部屋はあのゼペットじいさん、 ピノキオ作ってるゼペットじいさんの部屋みたいな部屋なんですけど、 そのたらいの中に、ちいちゃい兎がいっぱい泳いでいるんですよ。 その兎はグレーとか茶色とか白とかなんですけど、 それを監督している兎がいて。 机の右の方に。 で、笛持ってるんですけど、その兎はおっきいんです。なんか。 70cmぐらいあるんですね。その兎はピンクと白の縞模様なの。 で、それで、あたしが、この兎はもう、疲れてきてるなんて言って、 水からざぁっと引き上げると、 その監督している兎がビッと笛を吹いたりするような夢で、 いったい、夢判断できる人、判断して欲しいんですけど。 そういう夢を見たりしてました。 それとは全然関係ないんですけど、 今日のあたしの歌は、えとね、 『ロードス島戦記』っていう、ずいぶん昔のアニメなんですけど、 その主題歌……っていうのかな、オープニングの曲で、 『Adesso e Fortuna』っていう曲があって、それは シェリーちゃんっていう女の子が唄ったんですけど、 あたしが英語で唄い直したバージョンがあるので、それを聴いてください。 『紅の花』さんと『もりけんたろう』さんからリクエストもらってます。 『Eternity』 ♪〜『Eternity』 新居昭乃で『Eternity』でした。 あとね、 今日はCocteau Twinsっていうアーティストを紹介したいんですけど。 Cocteau Twinsって女の人が唄ってて、 あと男の人が曲作って打ち込んだりしてるみたいなんですけど、ギタリストで。 あとのメンバーあたしはよくわかんないんですね。 でも、ずいぶん前、もう、多分80年代なんですよ、 84年のアルバムだったと思うんですけど、 すごくはまって聴いちゃったアルバムがあって、 80年代といったら、ジョン・トラボルタの時代ですよね、 なんかそんな時代に、こんなことやってた人達もいたっていうのを ちょっと聴いてもらいたいんですけど、 なんかまぁドラムの音が打ち込みで、あぁこれは80年代の音っていう感じが するんですけど、 あとはね、もう今聴いても全然なんか……いいんですよ。 そう思うのはあたしだけかもしれないけどそんなことはないよね。 えとね、一回だけ、多分、 たしか渋公だったと思うんですけど、 コンサート見に行って、 すっごい期待して行っちゃったんで、すっごいがっかりしちゃったんですけど、 なんかね、全然、普通のアメリカのショーアップされたコンサートとは やっぱり全然違って、 イギリスのバンドなんですね。 それで、全然やる気なくって、 唄う人なんかずーっとモニター聞こえないわよっていうゼスチャーをして ずーっと終わっちゃったっていうような。 全然ね、うん、持ってって欲しかったのに全然持ってかれない、 コンサートでがっかりしちゃったんですけど、 まぁアルバムは完全に持ってってもらえます。 このアルバムって、今はメジャーなんですけど、 この時代は『4AD』っていうインディーズの、 今は無きかな、無いかも知れないけど、 インディーズのメーカーで、 この『4AD』っていうのは、ブルガリアンボイスを世の中に紹介した、 先駆けのレーベルだと思うんですけども、 あとこういうね、不思議な声の人達のアルバムが 多く出てます。 聴いてもらうのは、 Cocteau Twinsの『IVO』 ♪〜『IVO』 なんか、この人達も嘘語なんですよ。 これ、本当に有る言葉じゃなくて、 やっぱり音に……音を聴いてっていうか多分それで浮かんだ言葉を 唄ってると思うんですけど、 Cocteau Twinsの『IVO』を聴いていただきました。 今夜のViridian House如何だったでしょうか。 おもてなしにはお茶が足りなかったとか、 お菓子が足りないぞとか、文句が有りましたら、 どしどしお葉書下さい。 「郵便番号が336-79 NACK-5 Virtual Adventure East Viridian Houseの係」まで。 お葉書読んだ人には、私が撮ったポラロイド写真を上げます。 楽しみにしてて下さい。 ではまた来週。